プログラムについて

非感染性疾患(Non-Communicable Disease、以下NCD)は先進国のみならず世界規模で急増しており、21世紀の健康問題の核心的課題として位置づけられています。国際連合の現事務局長が「NCDの克服こそが国際連合の使命」と位置付け、国連NCDサミットを開催していることからも、そのことは明らかであり、各国政府関係者および学術機関は現在、連携を図っています。NCDはがん、脳心血管疾患、およびその危険因子である糖尿病・高血圧・脂質異常症など生活習慣病の増加という形で顕在化し、アジア新興国において特に深刻な健康問題となっています。今、アジア太平洋州における健康問題の解決と健康寿命の延伸を実現するためのグローバルリーダー人材の育成が求められています。

本プログラムでは、滋賀医科大学における充実した生活習慣病疫学研究の基盤を最大限に活用した教育を通じ、NCDに関する医学的知識、疫学方法論をはじめとした高度な科学技術、アジアの公衆衛生改善に対する構想力を兼ね備えた、産学官を横断する人的ネットワークをもつ、バランスのとれたリーダーを養成します。これにより、国内外の産学官の広い分野においてアジア太平洋州のトップリーダーとして活躍するNCD対策の専門家を育成します。 →もっと知りたい!

プログラムの特色

  • 国内唯一のNCD疫学の国際教育研究拠点(アジア疫学研究センター:CERA)を中核にすえた教育研究指導

    本学は国内唯一のNCD疫学の国際教育研究拠点「アジア疫学研究センター」が設置されています。我が国の生活習慣病疫学研究において中心的な役割を担ってきた本学が有する大規模NCD疫学データベース、およびアジア疫学研究センターという教育研究施設を最大限に活用した独創的かつ世界レベルの大学院教育・研究指導を実施します。

  • 英語コミュニケーションを重視したカリキュラム

    国際的に著名な疫学研究者・生物統計家の雇用または短期間招聘により、教育・研究指導の国際化を図ることで、英語ディベートに代表される、論理的議論を英語でできるグローバルリーダーを養成します。

  • 国際的センスを持つ「行動するトップリーダー」の育成

    本学が有する多彩なグローバルネットワークを活用し、欧米・アジア等の提携校・研究機関・行政機関・健康関連企業における「武者修行」をプログラムの一環として組み入れます。アジアの公衆衛生現場での「アジア・フィールドワーク」を通じ、アジアのNCD対策リーダーとしての資質を養います。

  • 単科医科大学のもつ機動性を生かした教育体制

    大学院教育システムの再構築を行い、先端医学研究者コースに「アジア非感染性疾患(NCD)超克プロジェクト」を新設し、学内の教育資源、研究資源を重点的に投入して、全学的な動員体制のもと、機動的かつ横断的に各専門分野の教育を行います。また、従来の講義ベースから研修ベースの大学院教育に転換することで、より実践的なプログラムを目指します。

  • 経済面も含め修学に集中できる環境およびキャリアパス支援

    本プログラムでは修学、及び研究に専念できるよう、奨励金制度を設けています。また、海外研修費用の補助や研究費の助成も行っています。プログラム履修生にはアジア疫学研究センターにおける修学スペースが確保されており、充実した学習環境が整っています。昨今、行政機関・民間企業においても疫学的エビデンスに精通したリーダー及び研究職が求められており、キャリアパス支援室を設立し、プログラム修了後のキャリアパス確立を積極的にサポートします。

  • アドミッションポリシー(入学者受け入れの方針)

  • アジア非感染性疾患(NCD)超克プロジェクトは、文部科学省の「博士課程教育リーディングプログラム」事業のオンリーワン型として平成25年度に採択された大学院博士課程のプログラムです。非感染性疾患 (Non-Communicable Diseases、NCD) は、がん、脳心血管疾患およびその危険因子である糖尿病・高血圧・脂質異常症など生活習慣病の増加という形で顕在化し、アジア新興国において特に深刻な健康問題となってきています。本プロジェクトは、本学アジア疫学研究センターをはじめとする充実した生活習慣病疫学研究の基盤を活用し、アジア新興国におけるNCD問題の解決と健康寿命の延伸を推進するトップリーダーを育成するプロジェクトです。履修においては、アジアをはじめとする異文化社会に適応できる協調性を有し、英語による講義・実習に対応できる語学力を持つことが必要です。アジアにおけるNCDの克服のための強い意欲と高い使命感・倫理観を持ち、行動するリーダーを目指す人材を求めます。

  • カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

  • 英語で論理的議論ができるグロ−バルリーダを養成する目的で、英語コミュニケーションを重視したプログラムを編成します。アジア疫学研究センターを中核にすえ、非感染性疾患(Non-Communicable Diseases、NCD) に関する医学的知識、疫学的方法論、生物統計学の高度な技術、アジアの公衆衛生改善に対する構想力を兼ね備えたバランスある学術能力を養成するカリキュラムを実施します。アジアからの留学生と日本人学生がグループを組み国内外の教員と議論しながら自発的に学ぶ少人数ワークショップや、アジアおよび欧米諸国での短期研修・フィールドワークを実施し、国際的センスをもつ「行動するトップリーダー」の育成を行います。

  • ディプロマポリシー(学位授与の方針)

  • 博士課程リーディングプログラムのカリキュラムポリシーに沿った教育研究課程を履修し、必要な単位を修得し、国際的学術誌に博士論文を発表した上で、外国人を含む外部評価委員を加えた審査委員会での最終試験に合格することが博士号取得の要件です。非感染性疾患(Non-Communicable Diseases、NCD) に関する医学的知識、疫学的方法論、生物統計学の高度な技術、そしてアジアの公衆衛生のリーダーたる構想力の3つを兼ね備え、英語コミュニケーションに熟達し、英語で論理的議論ができるとともに、アジアをはじめとする世界で活躍できる実行力と協調性・倫理性を身につけていることが修了の基準です。

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